人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中崎町へ(追記しました)

先日、大阪の中崎町というところに行ってきました。

目的は mixiで知り合った仲間内で立ち上げられたプロジェクトを見に行くためです。

発端はある一人の女性の「またお芝居をやりたい」のつぶやきだったと伺っております。


“わなびー”と名付けられたこの企画、内容はお芝居と音楽です。

昨年の春に第一回目が実行に移され今回は第2回目となります。プロジェクトといいつつ期限があるのかないのか、むしろ期限など無い方がいいと私は思います。

というのは、

演者みなさんの頭上から気”が出ていたこと。そしてなぜか一人の方は若返っていたからです。

これは時分の花がまことの花になる過程か?なーんてね、思っちゃったわけです。

それに、20年ぶりにお芝居をやった!なんて方もいらっしゃって、素敵、私もこんなんじゃいけない!と思ったのであります。


今、タンバリンのシャンシャンの音がよみがえってきているので、続きはもうちょっと後から書きます。

----------------------

あっちにいっても何もない。あっちって、どっち?  ← 訂正しました ↓

「どこへ行ってもどこでもないし、あっちはどっちや」

頭上に圧し掛かる太陽で息苦しい暑さの中を ほげぇ~としながら歩いていると、さっきのお芝居のセリフが頭の中を横切るのです。

広大な宇宙にあっちもへったくれもあれへんのかもしれへん。と妄想を抱きながら、しかし!

人はなんでも基準点Oを設けなければ物事を考えることができないのだ、と地図をぐるぐる回す自分がそこにいるのです。


今日は、北海道からこのプロジェクト参加のためにはるばるやってきた友人のために、プロジェクトに関してな~んの手伝いもしなかった私は、大阪での案内をかって出たのです。
方向音痴を自称している私ですが、この近辺は短期の仕事で以前勤めたことのある地域でありまして、そこそこの自信があったんです。


それが!


ない、ない、地図に描かれた目的地が無い!この地図はでたらめかよぉ~。と叫びたくなりながら、

でたらめもキャラメルも芝居にすれば演技だ!

とまたさっきのお芝居のセリフが頭をかすめる。ああ、ああ、リアルすぎるんだよぉ~とわけがわかんなくなっていると北海道の友人が、

 「ひるちゃん、ぐるぅ~~とまわってほとんど一周してるよ?」

と言う。

そんなはずはない、、、と反論したものの、大阪お姉ちゃんが数人通りかかったので聞いてみたら、北海道の勝ちであった。


------------------------本日ここまで。ポロロ~ン(ギターの調律音 ええ音やったー)



時間が前後してしまいますが、当日わたしが感じたことを かいつまんでですが、素直に書いてみたいと思います。もし失礼があったらお許しを。


中崎町は梅田から徒歩圏というわりに、どういうわけか開発からはずれてしまった場所であります。そのせいか今だに昭和風情が色強く残っています。この辺のことは以前ブログに書きましたので興味のある方は一度見てみてください。
これと
これと
これも


中崎町はこれまでにも数回訪れましたが、タイムスリップはいつも薄暗い高架下の落書きが目印でした。この日はひとつ手前の高架下をくぐってしまったようで、見慣れない道をきょろきょろしながら会場である コモンカフェ を探しました。

あれ、行きすぎてしまったかな?と思った時 「ひるさん、こっちこっち」と呼び止められました。お店が地下にあるために、このくそ暑いのに外にずっと立って案内をされているのでしょう。

爽やかなカーリーヘアー、涼しげな女性、私には見覚えがありません。

「えーと、どなたでしたっけ?」

「うら○○しですよ~」

昨年お会いした時はボーイッシュな方でしたので おお、イメチェンやー!こっちの方がええなぁ~ と思いました。
ひさびさの再開、とっても嬉しかったです(^^)♪


さて、会場の方ですが、私が到着したのは開演の15分程前だったと思います。階段を下りて狭い入口をはいるとすでに満席状態でした。

このとき感じた素直な印象。防空壕ってこんなんやったのかもしれんなー。


流れる汗をハンカチ忘れた私は日除けのカーディガンでこっそりと拭い、着席しました。


まだ暑さの余韻と息切れが残っていましたが、一瞬暗くなったステージから浮かび上がってきた役者さんたち。その表情を見たとたん、一瞬にして引き込まれてしまいました。
いま思うと、人を惹きつける力、というのか、そういう見えないものが働いていたのだなと、思います。


ここから箇条書きにしますがすいません。小学生みたいな感想かもしれません。

・役になりきってしまうって、すごいなぁ。
お芝居の後、役者さんのお一人と少しお話をして、その後わたしの隣に座ってらしたがいつのまにか違う人が座っているような気になって、ゆぅさんに聞いてみたらやっぱり同じ人だった、というエピソード。
・自分と違う他人になるっていうことは、何か今まで知らなかったものを知ることになるのかもしれないなぁ。
・役者さんと目が合わないのはそのせいなのかなぁ。どこか違う世界を見てはるような気がする。
・寄席の雰囲気やん、これ! そのまんまテレビ出れるやん!と笑いを誘う演出があったけど、あのときも目は合わなかったな。
・○ご○んさん、えらいめんこいなぁ(←普段つかわない形容詞ですが、似た音の言葉○○○ を何度も聴いたので影響受けたかも)。ほっぺたにヒアルロンサンなんて入れてないかな?それかリフトアップのエステにでも通いはったかな?と探りをいれたくなるぐらいめんこかったです。
・心をぐっととらえるセリフを言うときは、役者さんの目が恐いぐらいに真剣になってる。
・脚本って文学なんだ。





さて、ティータイム。。。

お菓子作りの上手な方が、手作りお菓子をたっくさん提供してくださってて、口の卑しい私は目をぎらぎらさせていた。でもなんのお手伝いもしてないので遠慮して、みんなの最後に頂きに参ろうと思っていた。その時、

「ひるちゃん あのほうじ茶のゼリーね 人数分あるかどうかわからへんから はよとっときよ!」

と、○っちゃんに言われた。



うま~~~~~♪ ほうじ茶の香りがぷーんと香り、凝縮された香ばしさが舌にのっかる。私も手作りクッキーなんぞを持ってこようかと思っていたが、よかった・・・買ったもので。
それと、あのチーズケーキ。ゆったりした肘掛椅子に座って、好きな小説を読みながら食べてみたい。



【うめはらなかせ】
ブログをみたら‘うはめら’となっているがウメハラさんとナカセさんなのか、だったらウハメラとは何か。いまだによくわからない。

・昨年はじめて聴いたときに魅了された。なんべんでも聴きたい!と思った。人の体って楽器なんだと思った。
・ものすごい楽しみにしてたら、最初だけちょっと元気がなかった。
・でもすぐに、艶のある声が帯のようになって届いてきた。よかった、と思った。
・サウンドオブミュージックが、なぜか脳裏をよぎった。どこか似ているところがあるのかもしれない。
・うちにもギターが3つほどあるけど、ギターってあんなに綺麗な音だったかなー。ギターそのものも、ピカピカ光ってとっても綺麗でした。大事にしてはるんやろな。


それと、夫婦じゃないと言ってはったが、お互いを尊重し合っているような、素晴らしい関係を築いてはるんだなーって、そんなオーラが心を捕らえました。素敵です。



【チャーリーママファミリーバンド】
・ママさんとトモエチンさんは姉妹だと思った。違うと聞いても、先祖でどこかつながっているのだと思う。
・歌声に若さを感じた。綺麗にハモるところがあって、素敵でした。
・ギター2台とキーボード、それとタンバリンで模したドラム。たったそれだけの楽器でこれだけ人をウキウキさせてくれる。バンドっていいなと思った。
・ふと見ると、タンバリンを叩くバチが、お好み焼きをひっくり返すときのアレに見え、気になって後で覗きに行ったら違うかった。
・恥じらいもなく若い男の子の顔を見つめてしまうのは熟年のサガか。
・チャーリーさんはタッキーとかいう芸能人に似ている。でも私の好みはもう一人の人かもしれない。なんてことを考えながら聴いていた。


【歌声喫茶】
ゆぅさん(よしさんじゃないよ)の伴奏で歌う現代の歌。私は芸能情報に疎いのでほとんど知らないが、アーカーベーなら知っている。
曲は聴いたことがなかったのであらかじめyoutubeで検索していたが、やはり現代リズムは心に残らない。
ゆぅさんがゆっくりした伴奏を心がけてくれていたおかげでなんとか歌えたが、音符のすぐ下に書いてある歌詞が同時に視覚に入ってこない。時々ドレミで歌った。老眼を呪った。

家に帰ってからあらためて歌詞を読んで、「花が散っても枝を広げて待っている」みたいなことが書いてあって、ええ詩やなと思った。


最後の曲ふるさとは、存分に熱唱した。ベアトリーチェさんの声とハモらせてやろうと頑張ったが届いただろうか。

by hiruu | 2011-06-26 18:19 | 日記