中崎町3

中崎町にはCafeや雑貨屋さんがたくさんあります。しかしどのお店も一見して古い民家そのままに少し手を加えただけ、という店構えなので、気をつけて歩いていないと見過ごしてしまいます。

あ、ここ何かありそうだな?と思ったら側によって、そして中を覗いてみる。
そこではじめてここはCafeだ、とか雑貨屋さんだ、ということが判るんです。
(さすがに下に書いた 猫はん堂 だけは判りませんでしたが)


あっちこっち歩き回っていたら昔懐かしい駄菓子屋さんがありました。これはれっきとした商店です。
お店の前に突っ立っていたら小母さんが、

「何かお探し?」

と聞くので、思わず以前から探し求めていた定規があるかどうか聞いてみました。

「えーと、定規なんですが、四角いのの中を丸くくり抜いてあって、別に丸いのがいくつかあって、その丸いのの中に空いた穴に鉛筆の芯を突き刺してぐるぐる回すと不思議な模様が描けるんです。そんなのあります?」

と私が意味不明のことを聞いたにもかかわらず、小母さんは次のように答えてくれました。

「あ~、あれね。うちに買いに来る子供が持ってきて見せてくれたわ。あら懐かしいの持ってるねーって話してたんよ。あれ100均で売ってるらしいよ。」


小母さんが言うには、100均で売ってるのと同じものを店に置くとなると、同じ100円では儲けにならず、それ以上の金額で売ると子供達に申しわけがないということでした。
ええ商売してはるなと思いました。


ここで、小母さんが最初「何かお探し?」と聞いてこられたのは、ここ数年というもの借家を探しに若い人達が多く尋ねてくるそうで、私たちも同じかなと思ったそうです(けっして若くはありませんが)。
それに、何もない下町にどうしてこんなに人通りが増えたのかと不思議に思われていたそうです。

私が古い民家や街並みが今注目されているんだというようなことを話すと、とても意外だったらしく、あちこちにCafeや雑貨屋が多くあるというのに小母さんは何も知らない様子でした。

後にCafeの経営者の方に伺ったところ、古くからここで生活している人達に配慮して、どの店も看板を大きく掲げようとはしないこと。生活の場としてのこの環境を新しい経営者の誰もが維持させていきたいと願っている、ということを教えてくれました。
素敵な町です。

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ここでは懐かしい練り飴と、あの酸っぱ甘いタコ串を買いました。
近くに廃校になった小学校があるよと小母さんが教えてくれたので、食べながら散策を続けました。
(小母さんありがとう。おかげさまで後日、100均で目的の品を手に入れることができました)
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by hiruu | 2006-05-27 00:56 | 日記