東北の旅2 ~注連寺~

今回の旅は精神のリフレッシュを兼ねていました。何を言ってもまともに把握できなくなっている父に、私はかなり苛立っておりました。
呆け症状は年齢に伴うものだから仕方ないと判っていながら、つい辛く当ってしまうことが度重なっていました。
‘気分転換は必要よ’との周りの勧めもあり、私も日常を離れて少しゆっくりしたいなと。つまり固執した頭をぶっ飛ばしてこようと思ったのです。

日程調整も済ませ、さあこれから計画立てるぞと勢いこんだものの、都会と違って東北は電車、バス共になんて便数が少ないんでしょう。このバスの到着が遅れたらこの電車に乗れない。そうなるとこの計画はおじゃん。もし雪で通行止めになったら?などとあらゆる悪条件を考え、何パターンもの計画を立てました。もう計画だけで折れてしまいそうになりました。

で、頭を悩ませた詳しい旅程なんですが、これは後で載せることにしてまず注連寺を。


幸い天候にめぐまれ、バスの乗り継ぎも予定通り。迷うこともなく第一目的地に到着することができました。


   「注連寺」です。
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本堂は工事中ではありません。これは‘雪囲い’です。
右横奥に見えているちいさい蔵のようなのは‘森敦文庫(文学資料館)’です。
森文庫が冬季閉鎖とは知っていましたが、事前に鶴岡観光協会に聞いたところわざわざ寺に問い合わせてくれまして、「見れますよ」とお返事を頂きました。しかし期待して行ったところがこの有様。かなりの雪に塞がれておりました。
私の行く2週間程前にかなりの大雪があったせいか、「とても入れるもんじゃありません」と苦笑されてしまいました。


これはあの有名な七五三掛桜?
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この桜は白から深い桃色に変化するそうです。開花は4月下旬頃。

あああ
お寺の奥様に尋ねると、ここは‘宿泊所’とおっしゃっていたように思います。最近は映画「おくりびと」の舞台になったそうですが、森敦「月山」では‘庫裏’となっています。祈祷簿でつくった帳で寒さを凌いだというのがここの2階にあたるのだと思います。
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ううう
周辺をうろうろしたかったので、宿泊所の脇から坂を上がっていきました。
小説にあった「独鈷の山」はどこだろう・・・。
道は綺麗に除雪されていますが、影になったところは凍結していました。危うく足をとられそうになりました。
このとき時間は午前11時ぐらいだったと思います。夕方になるととても歩けなかったと思います。
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えええ
坂はそれほどきつくなかったのですが、汗が出てきました。せめてあの電波塔のところまで行ってみよう。
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おおお
残念、行き止まりでした。
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かかか
雪の壁が視界を遮っていたのですが、背伸びをすればこんな感じ。
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ききき
涙が出そうになりました。ここに来れたことに感謝します。
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(~旅程 注連寺への行き方 につづきます)
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by hiruu | 2010-03-07 01:53 | 日記